学校長あいさつ 校長 丹代 円

 

 

 

学校教育目標から学校地域教育目標へ

令和6年 新座市立野火止小学校長 丹代 円


保護者・地域及び関係団体の皆様には、日頃より本校の教育活動へのご支援や、子供達の安全・安心の見守りために多大なるお力添えをいただき感謝申し上げます。
本校は令和3年度より『知』『徳』『体』からなる学校教育目標に『地域』という視点を新たに加え、学校地域教育目標と改め、『考え学ぶ子』『仲良くする子』『たくましい子』『地域を愛する子』という4つの目標を設定しています。令和4年度には、これまでの取組が評価され、「コミュニティ・スクールと地域学校共同活動の一体的推進」に係る文部科学大臣表彰を受賞いたしました。
本校では、学校と地域の方々が一体となって地域の子供たちを育てていくために、これまで学校と地域の人々が、子供たちの実態について認識を共有した上で、地域でどのような子供を育てるのか、という目標を共有することが必要と考え、取り組みを積み重ねてまいりました。開校以来地域からの支援を得て教育活動を進め、近年はコミュニティ・スクールとして学校運営を行ってきた本校の特色と地域の協力を感じ取れる「のびっ子」に育ってくれることを願っています。平成31年度に、学習指導要領の理念に沿って、学校や地域の垣根を越えて、社会総がかりでのびっ子を育もうという思いのもと、「のびゆく のびっ子 プロジェクト」を策定しております。すべての人が「子供の成長」という思いを一つに、地域ぐるみで子供たちを支えるとともに、その子供たちがまた地域全体を支えることができる人材として成長できたらと考えております。今後とも、皆様のご支援のほどよろしくお願いいたします。

「のびゆく のびっ子 プロジェクト」(令和6年度ver.)とは
下の図をご覧ください。知・徳・体そして地域の4つの学校地域教育目標に合わせて、どんな力を育成していくのかを「目指す児童像」に示し、その達成に向けて、教職員・児童本人・保護者・地域の皆様がそれぞれの立場でやることを明確にした図です。この図からもわかるように、学校と地域の垣根を越えて、社会総がかりで、のびっ子を育もうというのが、このプロジェクトの趣旨です。
コミュニティ・スクールとして、そして開校以来保護者や地域の支援を得て教育活動を継続してきた本校の特色に対してのびっ子が敬意と感謝の心をもつと共に、自分たちも地域の一員として現在から将来にわたって地域や社会で活躍できる人間を育成できるよう取り組んでまいります。
またプロジェクトの取組項目の中の保護者・地域の欄をご覧いただくと、特別に難しいことでなく、日頃から御協力いただいていることが書いてあると思います。そして、そのことが、学校教育とどうつながり、どんな力を育むのかも分かると思います。このことにより、地域での取組が意味を持つとともに、教育効果が2倍にも3倍にもなると考えています。
私ども教職員は、保護者・地域の皆様の御協力をいただき、ともに手を携えて、子供たちを伸ばしていきたいという考え方を持っています。この学校に通わせて良かったと思っていただけるよう、これからも教職員全員で努力して参りますので、皆様お一人お一人も「のびゆく のびっ子 プロジェクト」に御協力いただければ幸いです。
今年度は、「学習の個性化と指導の個別化を図ること」と「多様性を尊重すること」、「エージェンシーを育むこと」の3点について重点化しております。主体的、対話的で深い学びを通して資質・能力をはぐくむことのできる授業。多様性を尊重し自分も相手も大切にするためにはどうすればよいかを考えるとともに、学校にある決まりについても改めて考え、授業においてもエージェンシーを高めることができるよう「学習の個性化」を図った授業改善に努めてまいります。

のびゆくのびっ子プロジェクトR6ver.pdf